講演会から引き続き「青木 全建連 副会長」にお願い致しました。 戦前から戦後という「木造住宅の需要」の大きな流れを肌で感じ、これからの住宅において「設計デザイン」は切り離せないとの意見を伺いました。しかし、木材の選定と伏図、仕口といった、住宅の性能に関する部分は「施工」サイドでやらせてもらう、との事でした。 この市場を要にした「設計」・「施工」・「木材販売店」のネットワークの重要性についても特に強く意見を述べて頂きました。
設計サイドからは「鈴木アトリエ一級建築士事務所」代表 鈴木信弘氏にお願い致しました。 設計の段階から木造でいくのではなく、あくまでお施主のライフスタイルを形にすると、「無垢材」を使わざる得ない、から木造にする、そうです。 ディスカッションの中でも、「木の事は全く分からない。だからプロと良く相談するんだ」とネットワークの重要性もお話下さいました。又、現在大学で未来の設計士である学生に対して教鞭もとっていらっしゃる立場から「授業で木造について行うのは4年間でたった数時間」という驚くべき現実もお話頂きました。
販売サイドからは「吉久(株)新潟営業所」所長 大野昌氏にお願い致しました。 一般住宅から社寺仏閣に至るまで、設計と施工の中間で「木材のアッセンブル」や単価の調整に頭を悩ませているそうです。日頃からなるべく「材料」を在庫し、適材適所のアッセンブルする事により、単価を併せる事が出来ると説明頂きました。
市場サイドからは当市場の問屋「(株)東京丸五木材」専務取締役 松尾晃伸が担当させて頂きました。 製材所の販売代理という立場から「無垢材の特徴」をより理解して欲しいと説明、また、今回のテーマでもある「古い慣習の用途」では無く、新たなる「創造」による利用を訴えかけました。 製材所の状況についても「年々減ってきている。市場の優良材をもっと利用して欲しい」と説明させて頂きました。